※この記事は幻想郷から発信された情報を含んでいます 現実世界の店舗・企業とは一切関係ありませんのでご注意ください
最近、里に新しくお寿司屋さんがオープンしました。
その名もかっぱ寿司。
名前の通り、山のかっぱさん達が運営するお店で、かっぱの技術を結集して、外の世界のお店をそっくりそのまま再現しているらしいです。
どんなお店なのかとても気になるので、早速行ってみました!
まずはお店の外からパシャリ。

うーん、今までの里には無い、派手派手しくてへんてこな外観ですね。
里の素朴な町並みからは少し浮いていますが、目立つので宣伝力はバッチリでしょう。
続いては店内。
通された席には、見たことの無いテカテカとした容器に入ったお醤油やおはしなんかが所せましと並んでいます。

どれも不思議な色や形をしているので、見ているだけで楽しくなっちゃいますね!
しかも見てください。
席にはすぐに手が洗えるように、ご丁寧に蛇口までついていますよ!

あうんはおはしで食べるので必要ありませんが、手でつまんで食べる粋な人には嬉しい気遣いですね。
さて、お寿司屋さんに来たので、早速お寿司を食べたい所なんですが、席からはお寿司を握ってくれる板前さんの姿が見えません。
どうやってお寿司を頼んでいいのが分からずキョロキョロしていると、それを察した店員さんがやってきて、優しく教えてくれました。
お寿司は、このまな板のように大きなカッパフォンを操作して注文するんだそうです。

とっても斬新でハイテクですね。
流石、かっぱさんが運営しているだけの事はあります。
それに画面には見たことも聞いたことも無いネタがいっぱい。
せっかくなので、珍しい物をいくつかえらんで注文してみました。
注文してしばらく、突然カッパフォンから音楽が流れ始めたかと思うと、それと同時にお皿に乗ったお寿司が、ものすごいスピードで目の前のひな壇の上にスライドして来たではありませんか!

なんとびっくり。
こんなお寿司の提供の仕方があるだなんて、考えもしませんでした。
驚いている間にもお寿司はどんどん運ばれて来ます。

写真を見てお察しの通り、つい写真を撮る前に一貫だけ食べてしまいました。
食べたお寿司は今まで食べた事が無い味と食感でとても面白いです。
というのも、幻想郷には海がないので、里のお寿司屋さんには川魚のお寿司しか並ばないんですが、ここかっぱ寿司では、扱うネタはどれも海の魚のネタばかりなんだそうです。
いくら外の世界のものが流れ着く無縁塚であっても、こんなに新鮮な魚が落ちているはずもないので、きっとどのネタもかっぱの技術をもって、人工的に作られた合成魚肉なんだと思います。
賛否はあるでしょうが、あうんはあまり気にしないタイプなので抵抗はありませんよ。

かっぱ巻きは本物のようです。こだわりを感じますね。
さてさて、お寿司の話はさておき、あうんはさっきからずっと気になっているものがあります。
それがこれ。

この緑色のペーストは里のお寿司屋さんでは見かけません。
里のお寿司屋さんになくて、かっぱ寿司にあるもの……
あ!
あうんにはわかりましたよ!
きっとこれは、きゅうりをすり下ろした薬味なんですよ!
さっきのかっぱ巻きのこだわりを見れば、この薬味をお寿司に乗せて食べれば間違いないというのは明白です。
早速乗せてみましょう!

せっかくなのでたっぷり乗っけてっと。
それでは改めて、いただきまーす!
モグモグ……
モグモグ……
アーーーーーーーーー!!!?
ななな、なんですかこれは!?
ズキンと脳に刺さって鼻水と涙が止まりませんよ!?
前言撤回です!
人工的に作られた食品は絶対良くないです!
こんなのきゅうりなんかじゃありません!
ペッペッペェ!
もうこんなお店にはいられない!あうんは頼んだものだけ責任を持って食べて。
……それと、気に入っちゃったネタをちょっとだけ注文して、早々にお店を後にするのでした。

あ、お会計しようとした時に見つけて思わず注文したラーメンは絶品でしたよ。

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あうんに寿司をおごりたい。